池川明のとっておき胎談!Vol.2 LICOさん

池川明のとっておき胎談!Vol.2 LICOさん

 

 

池川明が親交のあるキーパーソンと、胎内記憶や気になる出来事について語ります。
第2回目のゲストは、自身の子育てブログ記事が70万人以上にシェアされた人気ブロガー・LICO(りこ)さんです。

池川先生

池川 今日はありがとうございます。
LICOさんの本を読ませていただいたんですが、非常に共感するというか同じ感性をお持ちなんだということがすごく嬉しかったと同時に、私は現役の子育て中のお母さんと感性が合うんだ、ということがすごく嬉しかったんですよ。

LICO ありがとうございます。私も嬉しいです。

してはいけない三つのこと

池川 早速ですが、ご著書の中に「子育て中にお母さんがイライラすることは、自分がやりたいことを中断させられることだ」とあったのですが、そのあたりを詳しく教えていただけますか?

LICO 子育て中はイライラすることがどうしてもありますが、それがなぜか? と自分で考えたときに、「自分がやりたかったことが完結できなかったこと」にイライラしたんだなっていうことがわかりました。
そして「子どもにイライラしたんじゃないんだ!」ってことがわかったんです。自分の捉え方とか、自分の心持ちで子どもに対する考え方を変えることができると気がついたんですね。

池川 そういうことなんですね。これは他のお母さんに伝えたらイライラが減るかもしれませんね。

次に、「怒る」と「叱る」の違いが具体的に書かれていますが、このあたりを教えていただけますか?

LICOさん

LICO カーッとなっていると自分が怒っているのか、それとも叱っているのか、わからないとは思うんですけど、本当の理由は子どもではないのに、自分の感情のままに怒ってしまうのが「怒る」で、子どもに危険なことや、してはいけないこと、やめてほしいことを伝えるのは「叱る」だと思っています。
我が家では、子どもに「してはいけない三つのこと」を決めています。
1つ目「他人に痛い思いをさせてはダメ」(周りの人を大切に)
2つ目「車道で走るなど危険なことをしてはダメ」(自分を大切に)
3つ目「食べ物を粗末にしてはダメ」(食べ物を大切に)

と話をしているんですね。
その三つではないところで強く言ってしまったら、「今のは『叱る』ではなかったな」と後で振り返って気づくことができます。もし「怒ってしまった」と自分で気が付いたら、「ごめん。ママがイライラしてたからああ言っちゃったけど、あなたは悪くないよ」という話をしてハグをして、ママがどうしてイライラしていたか話せるようだったら話します。

池川 そのときのお子さんの反応はどうですか?

LICO 不安そうにしていた頃は「ごめんね、ママはあなたにイライラしたわけじゃないからね」と言うと、「ああ、よかった」と言って、安心していたようです。
今は「ごめんね、ママがイライラしてて・・・」なんていうと、「わかってたよ」と言うんですよ。

池川 なるほど。
LICOさんはお母さんから良い子育てをされたんだろうな、と思っていたら、実はそうではなかったということが書かれていましたけど、このあたりをお聞かせください。

LICO 多分親は気にしていなかったと思うんですけど、他の兄弟ほどに愛されていないような気がしていたり、幼児期に大人からいじめのような対応を長らく受けたことがあったのですが、その時に、苦しんでいた自分に気付いて助け出してもらえなかった、という思いがあったりとか。
その他、こんなときにお母さんにこうして欲しかった、ああして欲しかったという思いが積み重なっていたと思うんです。それが大人になっても、しこりみたいになって残っていたんです。
そんな私自身が親に愛されていたんだな、と深く実感したのは、自分が子育てをして自分の子どもと時間を一緒に過ごして育てていくなかで、「自分の母親も同じような感情を抱いていたんだろうな」ということを感じた時です。思っていた以上に私って愛されていたんだって気がついたんです。
親にああして欲しかったとかこうして欲しかったという思いは確かにあったんですけど、自分が思っている以上に本当はすごく愛されていたんだな、と。

池川先生とLICOさん

池川 助けてほしいときに助けてくれなかった、ということは結構多くの子どもが感じていると思うんですけど、そのときの母親は多分気がつかなかっただけだと思うんですよ。
母親になられた今、どうすれば子どもからのメッセージを受け取れるとお考えですか?

LICO 子どもが親に何かを伝えたいとき、親に怒られるとわかっていても悪いことをしてしまう、ということがあるかと思います。
私の場合も、子どもの頃に親に怒られるような行動をとったことがあるんです。悪いことだとわかっているんですが、それでもやってしまう。そのときは親に振り向いて欲しかったんです。「こっち見て、こっち見て」って。
そんな経験から、母親は結果だけを見るのではなく「どうしてこんなことをしたの?」と理由を聞いてあげるといいのではないでしょうか。その子が本当に訴えたかったのは何なのか、何を求めていたのかがわかりやすくなるはずです。子どもの行動にはかならず意味がありますから。

池川 子どもは上手に説明できないときがあるけど、それでも意味のある行動なんだとしてみてあげることが大事だということですね。
LICOさんを見てると愛情を受けて大人になった印象を受けるのはどうしてでしょうかね?

子育てに、手遅れはない

LICOさん

LICO 私は子どもの頃、毎週末、おばあちゃんちに泊まりにいっていたんですけど、そのときはおばあちゃんを「お母さん」と呼んでいたんです。無意識だったんですけど、愛情を求めていたというか、お母さんからもらえなかった(と感じていた)愛情を他に求めていたのかな、と。
このおばあちゃんのように、自分の人生の中で転機になるとき、「あなたのことを大事に思っているよ」と私にわかりやすく表現してくれたひとが現れてくれました。そのことが自分の助けになりました。
だから子どもは成長する過程でいろんなひとに出会うでしょうが、その中で「あなたを大切に思っているよ」と愛情を与えてくれるひとに出会ったときに、その子自身の肯定感が高まるんだと思うんです。私自身、本当に欲しかったのは「親から愛されているという実感」でしたが、それは親ではないひとからも与えてもらえるものだと思うんです。
そのおかげで大きくはひねくれなかったかな、と(笑)。

池川 そうだったんですね。
最後に、子育てで悩みを持っているお母さんにメッセージをお願いします。

LICO 子育てに関しては、手遅れはないと思います。子どもとだって人と人のつながりなので、誠意をもってというか、お互いきちんと話し合って気持ちを渡せば応えてくれます。
今まであまり子どもの気持ちを優先してあげられなかったとしても、気づいた時点でもう変われています。気づいたということが素晴らしいんです。その瞬間から子どもへの接し方が変わるだろうし、子どもはそれに反応するでしょうし。
やはり気づくってことがすごく大事なことで、それによって変わっていくんです。本当に自分の思ったように世界はできていくと思います。そしてママの想いを言葉にして渡してあげてください。大好きも、愛してるも、子どもの心が1番欲しがっている言葉や態度を子どもへ伝えるのに遅すぎるなんてことはないと私は思っています。

LICOさん プロフィール

「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」のタイトルで綴ったブログ記事が70万人以上にシェアされる、京都在住30代のアメーバ公式トップブロガー。2015年8月現在、5歳の娘、3歳、1歳の息子を育てながら、日々の出来事、独自の育児法などを中心に、ブログの更新を継続中。初の著書『家族みんなが笑顔になれる! おだやかママの幸せ子育て法』(主婦の友社・刊)は、発売前にAmazon、楽天にてジャンル1位を獲得。

近著『もうムダに怒らない! おだやかママの幸せ子育て法―トップブロガー“ママちゃん”魔法の育児ルール』(主婦の友社・刊)
ブログ「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法〜ママちゃん3人の子育て満喫中☺ 〜」